片麻痺による片麻痺のためのブログ

【ズボンのボタンが止まらない朝に叫んだこと】

片麻痺になってからの朝は、小さな服の着脱ですら戦いでした。特にズボンのボタン。右手は動くけれど、左手が思うように支えてくれない。ボタンを押し込もうとするたびに、片手だけではうまく力が伝わらず、イライラが募るばかりです。あの瞬間、心の中で「なんでこんな簡単なことが…!」と叫んでしまうこともありました。

最初は自己嫌悪でいっぱいでした。「昔は何も考えずできたのに」と、自分を責める日々。しかし、ある日ふと気づきました。無理に片手で押し込もうとせず、工夫すればいいのだと。片手でボタンを押す間、もう片方の手は布を押さえるだけでも十分。あるいは、小さなフックやゴム製の補助具を使うこともできる。無理に昔のやり方にこだわらず、自分の体と相談することが大切だと知ったのです。

それからは、ズボンのボタンも「挑戦」ではなく「工夫の時間」に変わりました。失敗しても笑い飛ばせる余裕が少しずつ生まれ、朝の準備が前より穏やかに。片麻痺の生活では、こんな小さな動作一つでも大きな壁になります。でも、工夫と気持ちの切り替えで、日々を前向きにスタートできる。あの叫びも、今では「前に進むための合図」だったのだと思えるようになりました。

 

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